VMware Fusion Proをインストールしたけど、実際どういうOSをインストールできるんだろう?
有名なNWベンダーはリリースしている機器に搭載されているOSの仮想(vm)版を提供しているよ。
今回は簡単に使えるOSを紹介するね。
BIG-IP Virtual Edition
1つ目はロードバランサーで有名なF5のBig-IPです。
こちらはBig-IP VE版のOSをインストールすることで使用可能になります。
負荷分散装置の中では最もメジャーなOSになります。
そのため、学習用に仮想版OSをインストールするのはかなりおすすめです。
ダウンロードや詳細な要件は下記リンクを参照ください。
簡単にまとめると以下の内容が記載されています。
https://www.f5.com/ja_jp/trials/big-ip-virtual-edition
・Disk容量:10GB
・メモリ容量:2GB
・CPUプロセッサ:4core以上
・MyF5アカウント(F5メーカーアカウント)への登録
・評価版ライセンスキーの取得が必要
・無料トライアルは30日間
A10 vThunder
2つ目はこちらもロードバランサーとして有名なA10 Thunderになります。
メーカーサイトにてA10 vThunder無料トライアルを申し込むと30日間フル機能を使用できます。
こちらも、F5と比較すると導入数は限られますが、よく見る負荷分散装置になります。
F5との仕様の違いやUIの触りやすさなどを比較しながら学習するのがおすすめです。
ダウンロードリンクはこちら
https://get.a10networks.com/vthunder-trial-jp/
要件等は下記を参考にしてください。
・Disk容量:メーカーサイト記載なし
・メモリ容量:8GB以上
・CPUプロセッサ:4core以上
・A10メーカーサイトでのユーザ登録
・評価版ライセンスキーの取得が必要
・無料トライアルは30日間
Fortigate VM
3つ目はファイアーウォールとして有名なFortigateになります。
こちらもメーカーサイトにてVE版のOSインストールにより使用可能になります。
ファイアーウォールとしてかなり多く導入されている機器になりますので、こちらは学習用として、かなりおすすめのOSになります。
ダウンロードリンクはこちら(すべて英語になりますので、少し難易度高め)
https://support.fortinet.com/welcome/#/
ハード要件としては下記になります。
・Disk容量:32GB以上
・メモリ容量:2GB以上
・仮想CPU数:1
・Fortigate Cloudでのユーザ登録
・評価版ライセンスキーの取得が必要
(15日制限、7.2.1以降は永続ライセンスとなる)
・一部機能制限あり
(分割VDOMモードのみ、HTTPSでのGUIアクセス無効など)
PaloAlto VM
4つ目はこちらもファイアーウォールで有名なPaloaltoです。
メーカーサイトからVM版OSがダウンロード可能です。
Fortigateと並んでファイアーウォールとしてよく導入されている機器になります。
そのため、Fortigateとの違いや共通点を意識しながら学習するといいでしょう。
ダウンロードリンクはこちら
https://www.paloaltonetworks.jp/vm-series-trial
ハード要件としては下記になります。
・Disk容量:32GB以上
・メモリ容量:2GB以上
・仮想CPU数:1
・メーカーサイトから申請が必要
・評価版ライセンスキーの取得が必要
・無料トライアルは30日間
まとめ
今回は学習用としておすすめな4つの仮想OSを紹介しました。
Fortigateに関しては少し特殊な制約がありますが、基本的にOS使用に関しては評価ライセンスが必要で、期間は大体1ヶ月となります。
一部機能制限もありますが、学習に影響にあるものはほとんどないです。
ただ、機能をフルに利用するというよりも、OSのインストール手順や、GUIの操作性などを確認するのが一番勉強になります。そのため、あまり制約にこだわらず、ちょっと見てみたいといった気持ちだけで、インストールしてみるのがおすすめです。